当院は各種健康診断を受け付けています
健康診断は、さまざまな検査などを通じて疾患の有無を調べるとともに、現在の健康状態を把握することにより、その後のQOL(生活の質)を維持・向上させていく目的で幅広く行われています。
当院では、特定健診、大腸がん検診、定期健康診断、雇用時健康診断、企業向け健康診断・集団検診も行っていますので、ご希望の方は事前に電話などでお申し込みください。
特定健診・特定保健指導
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防と改善を目的としており、40~74歳のすべての公的医療保険加入者が対象です。
特定健診では、血圧や脂質、血糖値、肝機能、尿たんぱくなどを検査し、メタボリックシンドロームのリスクなどを判断いたします。
特定保健指導は、特定健診の結果に基づき、メタボの高リスク者を対象として動機づけ支援(生活習慣を改善するための支援)などを行います。
大腸がん検診
いわゆる「検便」によって行います。採取した便の中に潜んでいる血液の有無を調べるのです。大腸がん検診というと、大腸の中に内視鏡などを挿入する方法を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、公的な大腸がん検診では、そのような検査は行いません。大腸がんやポリープがあると、便が腸内を移動する際にがん組織などと接触するため、この便の潜血などを調べることによって、検査を行うことが出来るのです。
便の採取は自宅などで行います。当院は滋賀県高島市の大腸がん個別検診実施医療機関となっておりますので、当院の窓口にて便採血の容器をお渡ししています。対象者(40歳以上の方)は、この容器に2日間分の便を採取した上で当院に提出してください。負担金は原則として500円です(市民税非課税世帯の方などは費用が免除になることがありますので、高島市の健康推進課までご相談ください)。
一般健康診断
企業などで働いている被保険者を対象として行われる健康診断です。このうち定期健康診断に関しては、労働安全衛生規則第44条により、「事業者は、年に1回(深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回)以上、定期的に健康診断を行わなければならない」と定められており、下記項目の健診を受けさせなくてはなりません。
- 既往症、業務歴の調査
- 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
- 胸部X線検査、および喀痰検査
- 血圧の測定
- 貧血検査(血色素量、赤血球数)
- 肝機能検査(ALT、AST、y‐GT)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
- 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
- 心電図検査
※身長・腹囲、胸部X線、喀痰、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、心電図の各検査については、医師が必要でないと認めた場合には、省略することが出来ます。
雇入時の健康診断
事業者は、常時使用する労働者に対し、下記の項目について、医師による健康診断を受けなければなりません(労働安全衛生規則第43条)。
- 既往症、業務歴の調査
- 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
- 胸部X線検査
- 血圧の測定
- 貧血検査(血色素量、赤血球数)
- 肝機能検査(ALT、AST、y‐GT)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
- 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
- 心電図検査